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芳川の里・いしはらの里たんぽぽブログ

2020/10/22防災訓練を行いました

水害対策の防災訓練を行いました。
ご利用者の誘導訓練や机上訓練など、いろいろ計画をしてみましたが...
施設が建っている場所は市の防災マップによると、震災時の津波ではあまり浸水しない地域ですが天竜川が氾濫すると1階は確実に浸水するそうです。

そこで今回は、『家庭でも役に立つ水嚢を作ろう!』というテーマです。
自宅にもある45ℓサイズのゴミ袋と、水道が整備されていれば簡単に作れます。
芳川の里・いしはらの里とで場所と人員を分け、どちらが早く既定量の水嚢を作り設置できるかを競います。

真面目に座学ももちろん大切ですが、施設内の物品場所の確認や、即席チームで協力する難しさも体感してもらおうと今回の企画です。
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チーム分けから神妙な面持ちで説明を聞く参加者の職員たち。
入所部門、在宅部門問わずの参加です。

最初に水嚢作りの資料を配布して、手順をおさらいします。
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そして『スタート!』の合図とともに、一斉にスタート。
注意事項は、
①周りにも配慮して、決してご利用者の迷惑ににはならないこと
②何がどこにあるかを考えて、役割分担もチームで決めること

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芳川チームは台車を持って設置場所のデイルームまで移動する班と
中庭からデイルームに向かってホースを伸ばす班に分かれます。

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手早くゴミ袋を二重にして、水を入れていきます。重くなるだろうと想定して、予め台車を下に用意します。

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水が溜まったら、袋の口を結んでデイルームまで運搬しますが...
あらら...(*_*;
予想にと違って、パンパンに膨らまなかった水嚢。デイルームの窓に並べてみても、でろ~んと広がってしまいました。

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こちらはいしはらチームです。
同じように袋を二重にして水を入れていきますが...

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こちらはチームの監督役が良い指揮をとってくれているようです。
水嚢が崩れてしまわないように、大きな容器に入れて作っています。口の縛り方も、「ぐるぐる捻じってから結ぶとこぼれない」って!なるほど!(^^)!

IMG_2339.JPG水嚢作りをしている傍ら、水嚢を運びやすいように机や椅子をよけていく職員たち。
ここら辺のチームワークもさすがです。

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芳川チームといしはらチームの両方が、それぞれ3つずつの水嚢を作り終え(後から判りましたが、芳川チームは4つ作ったみたいです...)、最後にアンケート形式で感じたこと、思ったこと、必要なことなどを記入提出してもらい終了となりました。

結果として...
実際に作ってみなければわからないことがたくさんありました。水って重たい!段ボールに入れて作ればよかった!物品は一ヵ所にまとめた方がいいのかな...など、体験したからこその意見が上がりました。

この訓練を踏まえて、有事の際には職員一丸となって、施設関係者・近隣の方々のお手伝いができればと思います。

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